最新週(2月25日‐3月2日)の定点医療機関での感染性胃腸炎患者数は、九州全県で前週より増えた。1カ所当たりの患者数は、宮崎が22.8人で流行警報基準値(20人)を超え、ほかにも大分13.81人、福岡13.61人、熊本13.19人となり、前週の全国平均10.16人を上回った。
報告数は大半の県で2月下旬から増加。うちロタウイルスが検出された各県の患者数は、福岡では2週間前の47人から127人、熊本では1人から37人に増えた。
感染性胃腸炎はノロとロタの両ウイルスが2大原因。福岡県保健環境研究所によると、近年はノロは秋から冬、ロタは冬の終わりから春にかけて流行する傾向という。
福岡市立西部療育センター長の宮崎千明医師によると、ロタによる胃腸炎が乳幼児に多いのは、大半の大人は子どものころに一度罹患(りかん)して免疫があるため。抗生物質は効かず、発症したら水分を補給し脱水症状を防ぐことが大事。吐き気が治まっても1週間ほど下痢は続くが、次第に治る。ただし、子どもはけいれんを起こすことや、まれに脳症などを合併することもあり注意が必要という。
感染者の便や吐いた物に含まれるウイルスが経口感染するほか、汚染された飲食物やトイレのドアノブなどに触って感染するケースもあり、宮崎医師は「汚物を処理する際は手袋を使い、食事前や帰宅時によく手を洗うことが大切」と話している。
Posted by Takumi

