≪来月に記者会見≫

 世界最大の投資ファンド、ブラックストーン・グループが東京・丸の内に日本法人を開設したことが24日、分かった。運用資産額は787億ドル(約9兆円)に上り、世界規模で企業買収や不動産投資を展開している。欧米ではサブプライムショックでファンドの投資活動に影響が出ているが、日本では業界再編や事業リストラが活発化しているほか、地価も上昇傾向にあり、投資チャンスは多いと判断し、活動を本格化させる。来月中に記者会見を開き、投資戦略を説明する予定だ。

 ブラックストーンは、すでに日本に進出しているコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)とカーライル・グループと合わせ米投資ファンドの“御三家”と呼ばれている。6月にニューヨーク証券取引所に上場したほか、中国政府から30億ドルの出資を受けるなど注目度の高い“真打ち”がいよいよ日本上陸を果たす。

 日本法人の名称は「ブラックストーン・グループ・ジャパン」。19日に東京・丸の内のAIGビル11階にオフィスを開いた。関係者によると、日本拠点の責任者には米国のマネージングダイレクターで日系人のアラン・宮崎氏が就任。新生銀行や米ファンドのローンスター、米大手証券のゴールドマン・サックスのM&A(合併・買収)と不動産投資の専門家5人程度で業務を始める。

 ≪ホテル入札に参加≫

 まずは国内のホテルなど不動産投資を手掛ける方針で、その後、企業買収にも本腰を入れるとみられる。日本拠点は投資案件を開拓し、グループが運営するファンドへの助言を行う。

 これまで日本では、4月に米大手証券のモルガン・スタンレーが買収した全日本空輸(ANA)が持つ13ホテルの入札に参加したこともあり、日本への本格進出がうわさされていた。その後、8月に東京都千代田区のビルに仮事務所を設け、日本進出に向け市場調査などを行っていたという。

 ブラックストーンは、1985年の設立。最近では米ホテル大手のヒルトン・ホテルズを約260億ドル(約3兆円)で買収したほか、世界一の外貨準備を持つ中国が出資し、運用を任せたことでも話題になった。ニューヨーク証券取引所に上場しているため、自社株を使い日本企業を買収する「三角合併」も活用できる。

 “御三家”では、00年にカーライルがいち早く日本に進出。04年10月にDDIポケット(現ウィルコム)を買収したほか、今年8月には買収した工場用クレーン大手、キトーを再建し東証1部に再上場させるなど実績を積み重ねている。30年以上の歴史を持つ老舗のKKRは06年春に進出。実績はオリエントコーポレーションの第三者割当増資の引き受けなどにとどまっているが、4月に代表者が来日し投資拡大を表明している。

 米サブプライム(高金利型)住宅ローンによる金融市場の混乱で資金調達が困難になるなど投資ファンドは逆風にさらされている。しかし、日本については、「企業の『選択と集中』が欧米に比べ周回遅れ。事業売却や合従連衡による再編は不可避」(ファンド関係者)との声は多い。御三家のそろい踏みで、M&Aラッシュがさらに加速することになりそうだ。

Posted by Takumi

2007/10/25 09:50 2007/10/25 09:50
,
Response
0 Trackbacks , 1 Comments
RSS :
http://ryoko13.maru.net/rss/response/429


블로그 이미지

Do my best whenever, wherever!

- Takumi

Notices

  1. PROFILE

Archives

Authors

  1. Takumi

Recent Trackbacks

Calendar

«   2012/02   »
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      

Site Stats

Total hits:
198652
Today:
131
Yesterday:
152